日本一地価の高い街の生鮮売り場を忍び歩く~~
2021.12.08行ってきました東京銀座!趣味と実益の市場散策番外編。銀座で寿司店を切り盛りしている先輩から久しぶりにお声がかかりまして、休日にお手伝いをしてまいりました。せっかく銀座に行くのだからと銀座三越と松屋銀座の地下生鮮売り場も覗いてみようと思った次第なのです。築地から電車ならひと駅、距離にして1.5㎞。徒歩でも10分ちょいの位置関係の場所ですがやはり銀座は凄かった…!
銀座の土地の値段、たま~に話題になったりしますが一坪なんと7000万円!!冷静に考えても想像しきれない数字…ちなみに高級住宅街の世田谷区で200万、荒川区だと150万、我が町春日部は25万(笑)数字は全て平均坪単価です。その桁違いの街の中心で売られている生鮮食品はどのような値段が付いているのかー
銀座三越 エスカレーターで地下3階に到着すると 最初に目に入ってきたのが私が先週豊洲にて先取りできた春の山菜達です。さすが三越さん新物や初物には敏感なのでしょう。売れる売れないというより置いてある事に意義がある。値段も豊洲の倍近く!物にはグレードがあるので全く同じものを倍の値段で売ってるわけではありませんが それでもすごい値の付け方。どうゆう人が買ってゆくのかな~と少し見てたけどカゴに入れた人はいなかったかな~
贈答用ですね~これは築地場外で食べ歩き用でも一昨年 2粒1000円位で売られていたような気がします。
甲州を代表する名産品。干し柿の魅力は大人になってから気付きました。銀座といえば千疋屋という有名なフルーツショップがあり そちらではもっと高い物が売れているので高級フルーツと銀座というのは相性がいいのでしょう。余談ですが千疋屋の千疋というのは私が生まれ育った埼玉県越谷市の端っこにあった千疋地区のことで 江戸時代にこの千疋の出身のお侍さんが日本橋で商売を始めた時に自分の出身地を屋号として使用したのがルーツなんです。最近知りました!
さすが銀座。白菜でもこの値段。土地の値段の対比を考慮するとむしろ安いかも⁉
すこし足をのばして松屋銀座ものぞいてみました。
松屋もおそるべき。銀座は安売り競争しないんです。地方の安売り競争が異常なんですよね…。
目と鼻の先の築地に行けば半額以下で買える、という意見がそもそも野暮なのです。松屋はともかく三越地下3階生鮮売り場はお客さんも従業員さんもいっぱいで人で溢れかえってますから。それだけ需要があるということです。
最後に我が町春日部にある実力派の魚屋「魚耕」も入れた 鮮魚店が売る握り寿司のパックの対比を楽しみます。三越はパックの寿司でも侮れないと思うし、地方の魚屋の実力もすごい、要するに寿司が食べたくなったということでした。自宅用には魚耕でカツオの刺身を買いました!
魚耕は豊洲での売買参加権も持っているしグループ企業として規模の経済を最大限利用できる仕入れ力をひしひしと感じます。三越の4丁目にぎりは器に対するにぎりのバランスや形など寿司経験者が手掛けている雰囲気がします。キレイです。
はじめての銀座の百貨店生鮮売り場は驚きの連続でした!
皆様に幸がありますように~~~