サカナトビート 寿司職人の休日

旬の食材が知りたいし休日も舌鼓を打ち鳴らしたい

市場巡りが趣味の現役寿司職人が考える、大宮総合食品市場の3つのおススメポイント

美味しい魚を求めて、行ってまいりました大宮市場

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二回目の訪問です。前回は寒くなり始めの10月終盤。この時はコロナによる時短要請が出ていた時期だったので市場自体の活気は今一つでしたが、今回はいい感じ。ガソリンで走る、うるさいターレ(豊洲のは全て電気モーターでとても静か)が元気よく走り回っていましたよ~、懐かしい。

ミシュランではありませんが、不便な場所にあるこちらの市場に、わざわざで、しかも朝早くから訪れる価値があると思う魅力を私なりに挙げてゆきます。

ポイントその① ホントのプロ仕様!旬先取りの新鮮食材が誰でも買える!

まだ7月ですが国産の松茸が大宮の市場にもしっかり出回っていますね~。豊洲には7月の半ばには中国産のものが出回りはじめましたが、大宮も流石です。市場の駐車場には誰でも停める事が出来るし、鮮魚、青果、果物の専門店が入っているひとつ屋根の大きな建物も自由に出入り出来ます。豊洲はなぜか一般人が出入りしずらい造りですが大宮は超ウエルカムな雰囲気。ほとんどの商品には値札がついてるし、飲食店の仕入れ、いわゆるプロの買い出し人と同じように選んで買うことが出来ますよ~。

おススメポイントその② 市場飯が充実

一枚目の「花いち」さんはよくTVで見かける大宮市場の名物的なお店です。新鮮な海鮮というよりはボリュームにパンチがきいてる定食屋さん。

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友達同士や子供連れで行ったら楽しそう。同じ棟には寿司、天婦羅の専門店もあり。広大な市場の敷地内、離れた場所に別の飲食店棟もあり、そちらは近隣のサラリーマンや住民のランチ利用も想定していそうな感じ。いずれの店舗もお昼過ぎまで営業しているので朝ごはんでなくとも大丈夫。ランチ目当てで正午に市場着、というプランでも全然OKだと思います。

おススメポイントその③ なんともいえない観光気分

先にも書きましたが一つの広い平屋の建物に様々な店舗が入っている様は独特で他では味わえない雰囲気。鮮魚、青果、果実、精肉の専門店を見て回るだけで充分楽しめますし、大宮という微妙な地方都市感も醸し出していてなんとも言えません。

臨時スペースみたいなとこで洋服売ってたり(笑)

とってつけたようなモニュメントがわが故郷埼玉っぽくて…。コーン3本の囲いがいいでしょ?

広ーい建物内には他に包装用具屋さん、酒屋、花屋等も入っているので一通り見て周るだけでけっこうな時間を要します。小学生の自由研究のネタにもピッタリ、昔ありましたよね、発見探検僕の町っていう教育番組。憧れだったな~ああゆうの。

 

この日は自家用にメイチダイとカマスを購入して刺身と焼きで。

スーパーでは当たり前になりつつある「ウロコ取り」。店の様子を伺いながら試しにお願いしてみたら、なんとOK!市場も変わってきてるのかな~。忙しいと平気で断られたりするのでおススメは出来ないけどウロコくらいならやってくれるかも、です。

 

食品の総合市場としてなら、私は大宮が一番おススメです。夏の平日休みが取れたら早朝ドライブがてら国道16号線、17号線をひた走って大宮まで足を伸ばしてみるのも一興ですよ~