サカナトビート 寿司職人の休日

旬の食材が知りたいし休日も舌鼓を打ち鳴らしたい

おうちで生イクラ!生筋子の仕込みはちょっと楽しくて気持ちが良い。大宮市場で良品が買えましたー!

イクラの時期になりました!1シーズンに1回は食べたいイクラ御飯。という訳で、行ってきました大宮市場

すごいヒト!

以前の記事にも書きましたがここ大宮市場は一般のお客様大歓迎ということで、この日もお客様感謝デーなるものを開催しており大盛況早朝8時だというのに市場の中も飲食店もご覧の通りでございます。

さながらお正月のよう。価格もご祝儀価格だったらどうしよう…。とは考え過ぎで、お目当ての生筋子お得に買うことができました!ここ最近の2年間はほぼ値下がりをしなかった生筋子。この日は久々の7000円/㌔台、例年なら5000円/㌔位まで下がりますがまあしょうがない

粒が大きい、良いものが買えました。お店と同じ、オーソドックスな仕込み方をご紹介です。

 

①漬け地をあわせて鍋に火をかけ沸騰させて後冷ましておく

出汁(水でもOK)3~4に対して、酒1醤油1.が基本ですが、醤油を多めにしたりみりんを同量いれてみたりとお好みの味で。4:1:1だとだいぶ上品に仕上がります。イクラ1腹に対して500ccも合わせれば充分足ります。一度沸騰させてよく冷ましておいてください。

 

筋子をほぐす

大きめのボウルに熱湯(電気ポットのものでOK)を入れた後ぬるま湯で薄めてゆき、熱くて入れない位のお風呂ぐらいまで温度を下げる。

筋子を入れる。

おおっている膜が熱でキュウ―ってなってる!冷たい筋子を入れることで温度も下がり手がギリで入れられる位になればOKです。アツ、アツって言いながら筋子表裏をひっくりかえし、両手で挟み込み優しくこすり合わせるようにすると自然と粒が外れてゆきます。実際の映像の動画のリンクを最後に貼っておきますので、そちらも是非ご覧くださいm(__)m

 

③細かい膜を流し捨てる

こちらも実際の映像は動画で。手順としては、けっこう強めの水圧をボール内のイクラに当てながら開いた手のひらでワシャワシャして、水が溢れそうになったら水をゆっくり捨てていく。最初は細かい膜のようなものが沢山浮きますが3~4回同じことを繰り返すと細かい膜が出てこなくなります。出てこなくなったらザル上げしておきます。

白っちゃけてますがご安心を。漬け地に漬けると綺麗な褐色が戻ります。

 

④地洗いする

冷ましておいた漬け地に浸して、全体になじんだらもう一度ザル上げして地を切っておきます。

 

⑤本漬けする

しっかり漬かる位の地に浸します。

👆30分も置いておけばイクラ地を吸ってパンパンになってますね~。

お店によってはこの時点で余計な地を捨てるかザル上げしたりします。味を付けすぎないでフレッシュ感を優先させるためです。漬けたてのイクラは「あぁイクラって卵なんだな」と改めて思う、高級タマゴかけ御飯さながらの至高感が得られるはず。実際イクラは高級なんですが。

www.youtube.com

 

文章にすると面倒くさそうですが、実際の作業時間は10分にも満たない、やってみると意外と簡単な生筋子の仕込。小さい子供には美味しすぎて逆に危険な代物ですが1シーズンに1回くらいグワーってイクラ御飯掻き込むのも良いですよね。

 

嫁とチビ二人の幸せそうな顔が見れて、こちらも幸せな気分になりました。

皆様にも幸が訪れますように~~~